足の痛み
足の痛み
外反母趾とは、足の親指(母趾:ぼし)の付け根が隣の指(第2趾:人差し指)側に屈曲し、母趾の関節が足の内側に突出した状態をいいます。親指が隣の指に向かって20度以上曲がっているものを外反母趾とすることが一般的です。靴との摩擦で突出した部分に腫れや強い痛みが生じるため、靴を履いた歩行に支障を来します。進行すると足裏の第2趾の付け根付近にタコができたり、母趾が第2趾や第3趾(中指)の下に潜り込んで、母趾の付け根の関節が半分脱臼した「亜脱臼」という状態になったりすることもあります。女性に多くみられる疾患です。
原因としてはハイヒールなどの先の細い靴やかかとの高い靴の影響が最も考えられます。関節リウマチの合併症で生じたり、加齢による筋力の低下などによって足のアーチ構造が崩れたりすることも原因になります。また、遺伝的な要因として、足の形や足指間の靭帯・筋肉の緩み(弱さ)による軟部組織のアンバランスなどが考えられます。
治療には保存的治療と手術による根治治療がありますが、多くの場合、保存的治療が選択されます。保存的治療では、足先が細く、ヒールの高い靴を避け、関節の突出部分がこすれない幅広の靴を選ぶといった靴の指導、親指を支えている母趾外転筋という筋肉を鍛える体操や関節を柔らかくするストレッチなどを行います。また、外反母趾を矯正するための装具や足のアーチ構造を守るための足底板などを用いることもあります。
保存的治療を行っても痛みが取れない場合や、変形が改善せず歩行障害を生じている場合には手術による根本的な治療が検討されます。一般的に行われる手術では、母趾のつけ根にある中足骨(ちゅうそつこつ)を切って関節の突出を矯正します。
扁平足だけでは症状はありませんが、変形が進むと、つま先立ちがしにくくなり、さらに進行すれば足が硬くなって歩行が障害されます。年齢による“後脛骨筋”腱の変性や体重の負荷によって、効率よく体重を支えるための足のアーチが低下することで生じます。アーチを支える足指の筋の強化・ストレッチや、アーチサポートの足底板を使用しアーチを上げることにより、疼痛は緩和されます。
足底腱膜炎は、足底の腱膜に炎症が生じる症状です。通常、足のアーチ(土踏まず)を支える腱膜である足底腱膜が過度に緊張され、炎症を引き起こします。この症状は、運動不足や過度な運動、長時間の立ち仕事など、足底の負担が増える状況でよく発生します。具体的な症状は、足底に痛みや違和感があります。
通常、起床時や長時間の静止後に特に痛みを感じることがよくあります。歩行することで痛みが和らぐこともありますが、日常生活に支障をきたすことがあります。治療には、マッサージ・超音波療法・電気刺激療法などを利用した物理療法がよく用いられ、矯正インソールやアーチサポート機能のあるシューズで痛みを緩和します。
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巻き爪はほとんどの場合、足の親指に起こります。爪のふちが周囲の皮膚に食い込み痛みます。悪化すると肉芽がもりあがり、歩行が困難になるほど痛みが強くなります。
原因は深爪の習慣、窮屈な靴、つま先に加わる力のアンバランスや外傷が考えられます。深爪の習慣のある方は痛みを伴うようになると、和らげようとして再び爪を切ってしまうため悪循環から抜け出せません。また、窮屈な靴を長時間、習慣的に履くことも、足のつま先に負担がかかり徐々に変形していきます。爪はつま先に力が加わることで平坦な状態を保つといわれています。逆につま先に力が入らなければ自然に巻いていきます。また、サッカーなどのスポーツによる外力も巻き爪・陥入爪の原因になります。
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